小学校の長い夏休み、皆さんはどう過ごしてきましたか?
家族で楽しく過ごした方もいるでしょう。
一方で、親が共働き等で学童や祖父母の家に行くか、一人でお留守番していたという方もいますよね。
“学童はかわいそう“なのでしょうか。
メリット・デメリットは何か、利用しない時の対処法を解説します。
夏休み学童はかわいそう?
夏休みに学童に行くことはかわいそうでしょうか?
確かに小学校低学年の子どもにとっては、寂しいと思う子もいると思います。
しかし、友達と一緒に遊べることを楽しみにしている子だっています。
また、学童に行き楽しかったという子もいます。
性格の違いもありますし、家や祖父母とお留守番するより友達と過ごしていたいという子もいます。
夏休み学童に行くメリット
夏休みは宿題が多く出ます。
お家の方にみてもらえない時は、学童の先生にみてもらえます。
友達とも一緒に宿題ができ、スムーズに宿題が終わります。
他にはどういったメリットがあるのか見ていきましょう。
規則正しい生活ができる
休みに入ると、毎日学校に通っていた時の朝の時間帯に絶対起きなくてはいけないということがなくなりますよね。
朝からダラダラ過ごしてしまう傾向になり、起きる時間も遅くなるかもしれません。
その点、学童では学校と同じように規則正しい生活が送れます。
各学童で少し違うこともありますが、下記の「夏休み学童1日の過ごし方」で大まかに何をして過ごすのかを記していますので参考にしてください。
友達と過ごせる
夏休みに入ると友達にはなかなか会えなくなります。
家族と過ごすより友達と遊ぶことが楽しく感じている子にとって、寂しさも感じると思います。
学童では学校と同じように朝から過ごせますし、授業がない分たくさん遊べます。
一緒に宿題もできるので達成感も味わえますね。
友達ともっと仲が良くなるかもしれません。
また、いろんな学年の子がいるので低学年のお世話をする機会も増えます。
いつもと違う良い経験が出来ます。
大人の目があって安全
低学年の子が一人でお留守番をするとなると、とても心配です。
誰か来るかもしれませんし、家の中で子どもの身に何か起きても対処できません。
また、興味本位で火やお湯等に触れてしまったということもあります。
うちの子は大丈夫!と思っていても、何が起きるかわかりません。
学童では学校の先生とは違いますが、大人が何人か見守ってくれているので安心です。
けがをしたり、熱が出たりすれば連絡がきます。
もしお迎えに遅れそうになっても、人で家にお留守番させておくよりかは安心安全です。
夏休み学童に行くデメリット
長い夏休みに家族と過ごしたい子にとって、せっかくの夏休みに学童に行かなくてはならないのは嫌ですよね。
夏休みに学童に行くデメリットを記します。
家族と過ごせない
特に低学年の子どもにとって、夏休みに家族と過ごせないことを寂しく感じる子も多いと思います。
小学生1年の子は、4月から初めての学校生活を毎日頑張って通っています。
夏休みには、思う存分家族と楽しく過ごしたいと思う子もいます。
親がしっかり説明してあげる必要がありますね。
また、学童に行くことを頑張ったら何か些細なことでもいいのでプレゼントを用意してはいかがでしょうか。
家族と過ごせない分、帰ってきたときにはたくさん褒めてあげてくださいね。
毎日お弁当が必要
日々の学校生活では給食を出している学校がほとんどです。
学童では給食はありません。
なので、学童に行くたびにお弁当が必要となります。
朝は普段でも忙しいのにお弁当を作ることは、簡単なことではありませんよね。
対策として、冷凍食品の活用や前日からご飯が炊けるようにしておくこと等があげられます。
最近の冷凍食品にはレンジで温めずに、お弁当で自然解凍できるものが多くありますので、ぜひ使ってみてくださいね。
夏休み学童1日の過ごし方
各学童によっては過ごし方に多少違うことがありますが、大まかに紹介します。
・朝8時~夜19時頃までやっている(各学童による)
・朝、夕の一時間程度の宿題の時間(解らないところは先生に教えてもらえます。)
・室内遊びや外遊び(外遊びができるのは気温によって決まります)
・工作やDVD鑑賞
・プール(実施されていない学童もあります)
・昼食 (お弁当持参)
・おやつタイム(スナック菓子、煎餅、果物等)
・読書タイム(家から持参)
授業はありませんので、子ども達もたくさん遊べることができますね。
夏休み学童を利用しない場合の対処法
もし、学童を利用しないとなると、どんな対処法があるのでしょうか。
子どもだけでお留守番させる以外の対処法を見ていきましょう。
親が交代で休みを取る
共働きの場合、父親もしくは母親のどちらかが仕事を休むのではなく、交代で休みを取る方法があります。
実際に親が仕事を交代で休んでみるとなると、スケジュールの調整等も難しいですよね。
子どものためとはいえど、仕事を休むとなるといろいろと大変なのでは、と考えます。
それでも子どものために、うまく休みを取っている親もいます。
しかし収入面や仕事場への影響は、大きいものとなるでしょう。
なかなか現実は厳しいと思います。
両親(祖父母)を頼る
祖父母が近辺に住んでいる場合、夏休みの間だけでも子どもを預けておくことも少なくはないと思います。
子どもも学童に行くよりかは、おじいちゃんおばあちゃんのところで過ごす方が良いでしょう。
しかし、毎日となると祖父母も大変です。
お弁当は持たせておくか、少し早めに仕事を切り上げるかもしくは休みを取り週に3日だけ頼る等、できることはすべきです。
親しき仲にも礼儀ありを忘れず、頼りましょう。
感謝の言葉をしっかり伝えましょうね。
単発の習い事やサマーキャンプを活用する
お金はかかりますが、塾の自習室で過ごすことができる所もあります。
授業は週2回でも、自習室はいつでも使っても良い場合があります。
サマーキャンプを活用する家庭もあります。
こちらはかなりのお金がかかることもありますが、夏休みにしかできない様々な体験ができます。
山や川、海の近くでキャンプができ、1泊2日から2泊、3泊と何日かお泊りができるものもあります。
仕事でいけない分、子どもに思い出を残してあげたいと思う方はぜひ一度考えてみてはいかがでしょうか。
ファミリーサポートを利用する
ファミリーサポートは各地域によりますが、7時~21時の間に1時間700~1000円で利用できます。
ファミリーサポートでは事前に登録と提供会員との顔合わせ等が必要となるので、覚えておいてください。
当日に行って利用はできません。
利用することが決まると、子どもは提供会員の自宅で過ごすこととなります。
お弁当や水筒、おやつは持参です。
学童よりお金がかかりますが、1対1でみてもらえることは安心安全ですね。
夏休みに学童はかわいそう?メリット・デメリットは?まとめ
長い夏休み、仕事がある場合どうされますか?学童やファミリーサポート等を活用するか、祖父母に頼むのか悩みますよね。預ける親と子どもの一番良い方法をよく考えてみてください。どんな方法になっても、子どもにはきちんとお話しすることが大事ですよ。お互いが納得して夏休みを過ごせるようにしましょう。