若手バレエダンサーの登竜門として知られるローザンヌ国際バレエコンクール。
2020年2月8日に行われた決勝では、イタリア人のMarco Masciari(マルコ・マシャーリ)さんが優勝しました。
Marco Masciariさんは、モナコ王立プリンセス・グレース・アカデミーに所属していて、このモナコ王立プリンセス・グレース・アカデミー所属から3年連続優勝者が出ている快挙です。
同じモナコ王立プリンセス・グレース・アカデミー所属から今回のローザンヌ国際バレエコンクールに日本人出場者山田ことみさんがいました。
山田ことみさんは、骨折で途中棄権しましたが、マルコさんが優勝者のスピーチで語った山田ことみさんへのメッセージも話題になっています。
日本人唯一の決勝進出者の松岡海人さんは入賞ならずでした。
今日は、優勝者の
・日本人出場者「山田ことみ」さんへのメッセージが話題
・モナコ王立プリンセス・グレース・アカデミーとは?
をご紹介します。
ローザンヌ国際バレエコンクール関係の記事はこちら
Marco Masciari(マルコ・マシャーリ)さんプロフィール
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国籍:イタリア
年齢:17歳
所属:モナコ王立プリンセス・グレース・アカデミー
インスタグラム:marco_masciari_(非公開です)
フェイスブック:Marco Masciari フェイスブック
日本人出場者「山田ことみ」さんへのメッセージが話題!
ローザンヌ国際バレエコンクールで優勝した時のMarco Masciariさんのスピーチが話題になっています。
山田ことみさんはローザンヌバレエコンクールに出場していましたが、骨折で途中棄権しました。
Marco Masciariさんはそのことに触れ、
「彼女がどれだけ努力してきたか知っているし、この賞は私たちのものです。」「Kotomi, That’s for us」と言ったのが話題になっています。
モナコ王立プリンセス・グレース・アカデミーとは?
ローザンヌ国際バレエコンクール優勝者を3年連続排出しているモナコ王立プリンセス・グレース・アカデミーとはどんなところなのでしょうか?
バレエ留学を検討している方向けへのホームページにはこのように書かれていました。
南フランスの地中海に面した部分に、ポツンと小さくある、世界で2番目に小さい国が、モナコ公国です。カジノや、F1モナコグランプリをはじめとしたカーレースが有名なこの国は、世界中のセレブが集まる安全で住みやすい場所としても知られています。
そしてバレエを知る人たちには、この国は20世紀初頭に一世を風靡した伝説のバレエダンサー、ヴァツラフ・ニジンスキーを擁したバレエ・リュスの本拠地として、多くの名演を初演してきたことで記憶されています。また日本が生んだ世界的バレリーナ・森下洋子が学んだ地でもあります。
このように一大観光都市として、バレエをはじめとした文化芸術都市として、多くの人たちに憧れをもって知られるモナコにあるのが、モナコ王立グレースバレエ学校です。
先代の公妃で、有名なハリウッド女優でもあったグレース・ケリーの名を持つこの学校は、モナコに王立バレエ団を設立したいと願っていたグレース公妃と夫・レーニエ3世の強い希望を受け、1975年に「アカデミー・デュ・ダンセ・クラシーク」として設立されました。
世界中から学生が入学を希望して集まる、この人気の高いバレエ学校は、有名バレエ団のソリストやプリンシパルになっている多くのダンサーらを輩出しています。それが熱意ある講師たちの指導力によるものなのはもちろんですが、それとともに、この土地が持つバレエの歴史を肌で感じながら生活し、魅力的なライバルたちと切磋琢磨することも、学生たちを磨きあげ、素晴らしいダンサーにしていく要素なのではないでしょうか。
近代バレエの礎を知り、学び、自分のものとしたい方にこそおすすめしたい、格調高い学校。それがモナコ王立グレースバレエ学校なのです。
学校名:Ballet de Monte Carlo Academie Princesse Grace
(モナコ王立グレースバレエ学校/モナコ王立プリンセス・グレース・アカデミー)
※日本語表記は様々あります。
入学資格:14歳~18歳
学費:年間教育6,500ユーロ(授業料のみ)
ローザンヌ国際バレエコンクール2018年・2019年の優勝者
同じモナコ王立プリンセス・グレース・アカデミー所属のローザンヌ国際バレエコンクール2018年2019年の優勝者はこちらの方です。
2018年 Shale Wagman
2019年 Mackenzie Brown

これからも注目のバレエ学校ですね!ますます人気が上がりそうです。