Eテレの「おかあさんといっしょ」で歌のおねえさんを務める「あつこお姉さん」こと小野あつこさんが、2022年4月2日の放送を最後に卒業されることを発表していました。
卒業が発表された🌸#あつこお姉さん
その笑顔と歌は
いつまでも、これからも
私たちの心に。🌈『映画 #おかあさんといっしょ ヘンテコ世界からの脱出!』は、あつこお姉さんの喜怒哀楽、様々な魅力がつまった感動作。今観て欲しい絆と希望の物語🍀
Blu-rayDVD情報https://t.co/abHwQwL2Mc pic.twitter.com/IXklPjJ8yd— 『映画 おかあさんといっしょ ヘンテコ世界からの脱出!』 (@eiga_okaasan) February 16, 2022
子供たちはもちろん、一緒に見ていたパパママもちょっと寂しくなっちゃいますよね。
子供から大人まで皆に愛されている歌のおねえさん、一度は「なってみたい!」と思った方も少なくないのではないでしょうか?
でも歌のおねえさんってどうやったらなれるんですかね?
意外と知らない歌のおねえさんになるための方法について調べてみました!
歌のおねえさんになるためにはどうしたらいいの?
歌のおねえさんになるためには「音大に行く⇒オーディションを受ける」という手順を踏む必要があります。
というのも、歌のおねえさんの募集は一般公開されておらず、音大などの限られた場所にしか案内が来ないんです。
音大生以外でも音楽に携わっていれば声がかかることはありますが、最近の歌のおねえさんは音大出身の方がほとんどです。
歌のおねえさんになるにはどこの音大にいけばいい?
では、歌のおねえさんになるにはどこの音大に行けば良いのでしょう?
募集がかかっている大学、実際に歌のおねえさんを輩出している大学について調べてみました。
歌のおねえさんの募集がかかっている音大は?
次の大学には歌のおねえさんの募集がかかっています。
- 洗足学園音楽大学
- 武蔵野音楽大学
- 国立音楽大学
- 東京芸術大学
ただし、あつこお姉さんが卒業した東京音楽大学をはじめ、上記以外の学校を卒業している歌のおねえさんもいます。
他の学校や団体に募集がかかることもあるようです。
歌のおねえさんを多く輩出している音大は?
では、歌のおねえさんに選ばれやすい大学などはあるのでしょうか?
11代目からあつこお姉さんが務めた21代目まで、計11名の歴代歌のおねえさんさんたちが通っていた学校を調べてみました。
- 武蔵野音楽大学(つのだりょうこ、茂森あゆみ、神崎ゆう子、斉藤伸子)
- 東京芸術大学(しゅうさえこ、松熊由紀)
- 国立音楽大学(森みゆき)
- 洗足学園音楽大学(三谷たくみ)
- 東京音楽大学(小野あつこ)
- 桐朋学園短期大学(奈々瀬ひとみ)
- 宝塚歌劇団(はいだしょうこ)
こうして見ると武蔵野音楽大学出身のおねえさんが多いですね。
とはいえ、半数以上は他の学校を出ていますし、出身大学は結構バラバラです。
この結果を見る限り、「この大学でなければ歌のおねえさんになれない」ということは無さそうですが、少なくとも東京近郊の音大には通っていた方が良さそうです。
あつこお姉さんの卒業後に歌のおねえさんになる、ながたまやさんも都内の音楽大学に在籍しているとのことですよ!
音大に入るにはどうすれば良い?
歌のおねえさんになるには音大に入るべきなのはわかったけれど、音大に入るにはどうすれば良いのでしょうか?
普通の大学と違って試験の内容や対策がイメージしづらいですよね。
当然ながら、音大に入るには一定レベル以上の音楽に関する知識・技能が必要になります。
例えば、多くの歌のおねえさん達が在籍していた声楽科の場合、以下の試験が行われます。
- 実技試験(声楽)
- 副科ピアノ(基本的なピアノスキル)
- ソルフェージュ(音感)
- 楽典(音楽の基礎知識)
- 教養科目・面接
専攻の声楽以外にも幅広い音楽の知識・技能が求められるんですね。
まずは音大に入るのが大変そうです。
歌のおねえさんの応募方法は?
前述の通り、歌のおねえさんの募集は一般公開されていません。
音大など限られた範囲で募集がかけられます。
音大以外では、劇団やプロのミュージシャンに対しても募集がかけられるようです。
まずは応募できるレベルで音楽に精通しておく必要があります。
歌のおねえさんオーディションの競争率は?
応募できたからと言って歌のおねえさんになれる訳ではありません。
歌のおねえさんになるには、ここからオーディションで勝ち残る必要があります。
実は、歌のおねえさんのオーディションの倍率は約600倍と言われているんです。
みんなの憧れの存在だけに狭き門だとは思っていましたが、応募できる人が限定されているにもかかわらずこの競争率は想像以上ですね。
歌のおねえさんにはどんな人が選ばれやすい?
ではオーディションで勝ち残っていくためには何が必要なのでしょう。
歴代おねえさん達の顔ぶれから、選ばれやすい人の傾向を分析してみました。
歌唱力が高い人
「歌のおねえさん」なので、当然歌唱力が高いことは必須です。
オーディションでも童謡を歌う審査があってしっかりと歌唱力が評価されます。
歴代おねえさん達の経歴をみてもその歌唱力の高さがうかがえます。
例えば、「だんご3兄弟」で大ヒットを果たした茂森あゆみさんは武蔵野音楽大学の声楽科を首席で卒業しているとのこと。
さらに、バラエティでも大活躍のはいだしょうこさんは、宝塚音楽学校卒業時に「オペラ部門主席/ポピュラー部門最優秀歌唱受賞」という賞を受賞しています。
どんな曲も美しい声で歌い上げるおねえさん達、さすがですね!
明るく元気な人
やはり子供番組のメインを務めるには明るくて元気なことはマストです。
過酷なスケジュールだと言われる歌のおねえさんですが、番組内では常に笑顔を絶やさず明るく振る舞わなければなりません。
歌うだけでなく、お話したり、踊ったり、時には変顔したり…。
時には羞恥心を捨てて、子供と一緒に思いっきり楽しめるような人が求められるでしょう。
可愛らしく親しみやすい外見の人
実は外見も選考基準になっているなんて話もあります。
番組ではカラフルでポップなデザインの衣装を着ることが多い歌のおねえさん。
そういった衣装が着こなせるように、美人系より可愛らしく愛嬌のある顔立ちが好まれるという話をよく聞きます。
また、踊ったりしたときに目のやり場に困るためボンっキュな体型だとNGなんて噂も…。
どこまで本当かはわかりませんが、少なくとも普通のタレントさんのように「めちゃくちゃ美人」というよりは、どこか親近感を持てる外見の方が選ばれることが多いようです。
子どものお手本になれる人
子供が相手なので「子供のお手本になれるかどうか」というのも選考基準に入ってきます。
有名な話だと、はいだしょうこさんがオーディションの待ち時間に他の参加者への質問に丁寧に答えていた姿が評価されたなんてエピソードもあります。
はいださんは質問に答えていたため自分の歌う曲を練習できずに面接に挑んだのですが、無事に合格を勝ち取ることができています。
待ち時間の態度も見られているなんて教育番組ならではって感じですね!
熱意のある人
ご存知の方も多いかと思いますが、歌のおねえさんのお仕事って本当に大変なんです。
歌のおねえさんになると恋愛やファッション、車の運転や旅行など様々なことが制限されるとのこと。
さらに、平日は収録、土日はコンサートとお休みもありません。
それだけ大変な仕事を任せるのですから、それ相応の熱意のある方が選ばれるでしょう。
あつこお姉さんの前に歌のおねえさんを務めた三谷たくみさんは、オーディションで歴代歌のおにいさん・おねえさんの名前を全て暗唱して熱意をアピールしたとのことです。
「おかあさんといっしょ」に対する熱意は、周りと差をつける大きなポイントとなるでしょう。
歌のおねえさんになるためには?まとめ
歌のおねえさんの募集は一般公開されていません。
音大など限られた範囲にのみ募集がかかるので、「音大に入る⇒オーディションに応募する」という手順を踏むのが確実です。
歴代の歌のおねえさん達は、武蔵野音楽大学をはじめ東京近郊の音大に通っていた方がほとんどです。
それでもオーディションの倍率は約600倍となかなか厳しい戦いになります。
その戦いで勝ち残るには、歌唱力や元気はもちろん、誰にも負けない熱い想いが決め手となりそうですね!