日本人と外国人では、味覚は違うのでしょうか。
日本人と外国人のそれぞれの味覚の違いを解説します。
また、西洋人との好みの違いはあるのかも調べてみました。
日本人と外国人の味覚は違う?
人間は甘味、塩味、酸味、苦味、辛味、旨味の6つの味を基本として感じます。
日本人と外国人もさほど味覚の大差はないと思うところですが、実際はどうでしょうか。
日本人の味覚
日本は和食が主流です。
今でこそ外国の食べ物をいつでも食べたい時に食べられるようになっていますが、昔からご飯、味噌汁、魚や煮物等のおかずを習慣として食べてきました。
飲み物も麦茶や緑茶等を中心に飲んでいます。
味噌汁や煮物に使われるだしには旨味がとても感じられます。
かつおだしや昆布だし等をよく使われていますよね。
そのおかげで、日本人は日常から旨味を感じることが多く、外国人よりも旨味を感じることが強いようです。
外国人の味覚
一方で外国人は、日本人とは違い旨味を感じる機会が少ないです。
その結果として、日本人と外国人の味覚の違いがあるように考えられています。
かといって、外国人が日本の和食に対して不味いと感じることは少ないようです。
実際に現代では日本の和食は健康に良く美味しい、と世界各国で認められるほどになっています。
よく耳にするのが、お寿司、納豆等に対して馴染みのない外国人は苦手と聞きます。
やはり、昔からの習慣や文化の違いはありますが、馴染みがないということなので味覚が違うからということではありません。
水が違うから
日本は山岳の一部地域を除くとほぼ軟水ですが、西洋では基本的に硬水を使っています。
軟水で料理をするには、味噌汁やおでん、煮物等のような料理に最適です。
成分が出て他の食材に味が移りやすいことが軟水の特徴だからです。
逆に硬水は成分が出にくいため、素材そのものに味が残るという特徴があります。
そのため、軟水と同じように料理をしてもあまり美味しく感じないようです。
そういったことから、西洋では、塩やソースを振りかけて外側に味を付けて食べることが主流になったと考えられています。。
日本人と西洋人の好みの違いは?
上記で記したように、軟水、硬水の違いで作る料理が違っていきます。
長年の習慣でどちらに食べ慣れているかということが、外国のものを食べた時に違和感を感じることがあります。
しかし、見た目も味もいつも食べているものではないというだけなので、好みが大きく異なることはないです。
実際、日本人でも外国人でもお互いの国の食べ物を好んで食べていますよね。
美味しいと感じるのは人によって様々であり、日本人だからといって外国の食べ物が口には合わないということはありません。
日本人と西洋人日常食の違い
日本では味付けのないご飯とおかずを食べることが主流ですが、西洋ではおかずはありません。
西洋料理は甘味と塩味が中心で、苦味や酸味は少なめです。
そういった観点で食の違いが生じていると考えられます。
また、日本と違った調味料の使い方やオリーブオイルを使った料理が西洋では使われていることも日常食の違いとなっています。
ちなみに、洋食とは西洋のものを日本風にアレンジしたものなので、洋食=西洋人の食事ではありません。
洋食といえば、とんかつやコロッケ、カレー、ハヤシライス等が代表的な食べ物です。
昔、西洋から本場の料理が日本に来ても流行らなかったことから、日本独自の日本人に合う洋食が生み出されました。
日本人と外国人の味覚は違う?西洋人との好みの違いは?まとめ
日本人と外国人の味覚の違いは、旨味の感じ方が違うとわかりました。
だからといって、好みの違いが大きく異なることはないです。
ただ、生まれてきた場所の水が大きく関係していたことが食文化の違いとなっていました。
また、調味料やオリーブオイル等も日本とは違うものを日常的に料理に使っています。
もし、西洋の本場の味を知る機会がある方は自分の好みのものを見つけてみてくださいね。