山善のスチーム加湿器、KS-GC28とKSF-GB40の違いをレビューさせていただきます♪
どちらもスチーム式なので、水を殺菌しつつ加湿できて安心安全の加湿器なのですが、KS-GC28とKSF-GB40は同日発売の新商品でありながら、それぞれ全く異なる特徴を備えています!
- KS-GC28:電気ケトルと同じ構造を採用!とにかくメンテナンスが楽
- KSF-GB40:4.0Lの大容量水タンクで面倒な給水作業を省力化!スチーム方向も調整可能
具体的な違いについて、本文中で詳しく解説していきますね♪
気になるデメリットや2機種共通の特徴についても初回しますので、最後までお付き合いくださいね!
山善スチーム加湿器KS-GC28とKSF-GB40の違いを比較
ではさっそく、山善スチーム加湿器KS-GC28とKSF-GB40の違いを比較していきましょう♪
KS-GC28 | KSF-GB40 | |
サイズ・形状 | 幅23.5×奥行23×高さ31cm 電気ケトル構造 |
幅25.5×奥行20×高さ32cm – |
給水方法 | 上部給水 | 3WAY給水 |
急速モードの有無 | 有 | – |
スチーム方向の調整 | – | 360度回転ノズル |
水タンク容量 | 2.8L | 4L |
連続稼働時間 | Lo:14時間/Mi:8時間/Hi:5.5時間 | Lo:20時間/Mi:11時間/Hi:8時間 |
取っ手の有無 | 有 | – |
比較表を見ていただくと分かる通り、形状や給水方法などいくつか違いがあります。
KS-GC28は加湿器としては非常に珍しい「電気ケトル」構造を採用していて、ケトルと同じように掴みやすい取っ手が付いていて持ち運びが楽にできたり、「急速モード」と言って加熱する時間を短縮し、スピーディーに加湿できたりするモデルになっています!
また、本体に直接給水できるので水タンクが無く、部品が少ないおかげでお手入れが簡単!
開口部も広いので、直接手を入れて拭き掃除でき、とっても簡単にメンテナンスできちゃいます♪

電気ケトルの特徴と同じで、その構造を採用したおかげですね♪
一方のKSF-GB40は電気ケトル構造ではありませんが、水タンクに掴みやすい取っ手が付いていて、しかも4Lもの大容量!
約20時間の連続運転(弱モードの場合)ができるので給水の頻度が減り、給水する際もタンクを持ち運びしやすくなっています♪
その給水方法についても3WAY方式を採用。
今お話した通り水タンクを持ち運んで給水しても良いですし、本体に直接給水してもOK。
やかんなどに水を入れて本体のフタを開けて水タンクに注いだり、少量の継ぎ足しであればフタをしたままでも給水できる構造になっていたりします♪
KSF-GB40はスチームの方向を360度ぐるりと調整できるので、自分の方に向けることができますし、エアコンやファンヒーターとの併用であれば風の通り道に向けることもできます。

本体のデザインも少し可愛いかもしれませんね♪
山善スチーム加湿器KS-GC28とKSF-GB40はどちらがおすすめ?
本来、はっきりと断言することは難しいです。
と言うのも、KS-GC28とKSF-GB40の関係は上位モデル下位モデルではなく、新商品と旧商品でもなくて、同じ日に生まれた双子に等しいモデルだからです。
でも、さきほど紹介させていただいたように同日の新製品でもそれぞれのモデルに特徴があり、しかも、KS-GC28の「電気ケトル」構造には極端に大きなメリットとデメリットが潜んでいます。
メーカーの商品紹介ページからでは分からないその特徴も合わせて紹介させていただきますので、KS-GC28とKSF-GB40がそれぞれどんな人におすすめか具体的に見ていきましょう♪
KS-GC28がおすすめの人
- 手入れをしたくない人
もう、完全にコレです。
手入れが面倒なこの世の全ての人におすすめできるかもしれません。

理由は「電気ケトル」構造。
構成パーツが少ないので手入れが楽であることは一度説明しましたが、圧倒的に少ないというか、実は1つもないのです。
一般的な加湿器は水タンクの下にフィルターがあってケースがあって水路ガイドがあってダクトがあって、しかもそれらが本体にくっついていて掃除しにくかったり、取り外しができたとしても外して本体もパーツも両方掃除してまた取り付けたりしてと、もう考えるだけでも放り出したくなります。
でも「電気ケトル」構造のKS-GC28は、本体の中にパーツなし。
上から覗き込むと「蒸発皿」という加熱するプレートが見えはしますが、ほぼほぼ真っ平。
取り外す物でもないので、プレート含めて本体の内側を簡単に拭き掃除できるのです!
もちろんフタがあったり、そのフタにパッキンが付いていたりして、手入れが完全に0ではないのですが、毎日手入れする必要はまずありません。
KS-GC28のデメリットについて

ただし、「電気ケトル」構造にはデメリットもあります。
- 蒸気がでるまでに時間がかかる
- 電気代が少し多くかかる
一般的なスチーム加湿器は水タンクが大きくても使う水は少しずつなので、加熱を開始してすぐに蒸気が出てきます。当然です。
でも、「電気ケトル」構造のKS-GC28は、本体の水を全部お湯にして、それで初めて蒸気がでてきます。
もちろん「急速モード」が搭載されているので、それを使えば「通常」モードよりはスピーディーに加熱し、蒸気が出るまでの時間を短縮できるのですが、それで目安が15分。
そのモードでの消費電力は1200Wなので、15分で8.1円かかります(取り扱い説明書に記載)。
その後は通常運転モードに移行できますが、1日1回そのモードを使うと約240円を他の一般的な加湿器よりも使うことになります。
もちろん、水を全てお湯に変えるので、殺菌効果は抜群です。
水も本体も、常に綺麗な状態を保てます。
手入れのストレスからは解放です。もうびっくりするくらい。
結果、電気代よりも手入れの手間をなくしたい方や、蒸気がでるまで待てるという方には「電気ケトル」構造のKS-GC28を強くおすすめできます。
KSF-GB40がおすすめの人
- 給水の頻度を減らしたい人
- 水タンクを丸洗いしたい人
- 本体を部屋の隅に置きつつ蒸気の向きを中央や自分へ向けたい人
おそらく、給水が楽しくてタンクが空になるのが待ち遠しい!という方はいないはずなので、4Lの大容量タンクはそれだけで大きなメリットです。
家にいる時間が長い人はもちろん、仕事で忙しい人でも睡眠時の加湿時間を考えると大容量タンクが欲しくなります。
給水のストレスが軽減されるKSF-GB40は多くの人に向けておすすめできる加湿器ですね♪
また、水タンクを丸洗いできるので、より清潔さを保ちたい方にもおすすめです。
KSF-GB40はスチーム式なので雑菌を放出しないことが売りの加湿器ではあるのですが、だからと言ってタンクが汚れていてはその性能を活かしきれません。

丸洗いできるとやはり安心できますよね♪
本体の見た目も余分なボタンがなくてシンプルで可愛いので、部屋の隅にポツンと置いても違和感が小さく、蒸気の向きを変えられるのでエアコンなどの風に乗せて加湿できるとより良いかもしれません♪
山善スチーム加湿器KS-GC28とKSF-GB40共通の特徴
ここまでKS-GC28とKSF-GB40の違いを比較しながら商品を紹介してきましたが、同じ日に生まれて共通で持っている優れた特徴もあるんです。
- スチーム加湿で衛生的
- 上部給水OK
- お手入れ簡単
- 3段階の加湿切り替え&オートモード
- オフタイマー付き
- 安全機能
合わせて紹介させていただきますね♪
スチーム加湿で衛生的
超音波式の加湿器と違い、水を加熱殺菌するのでとっても衛生的です♪
温かな蒸気がでてくるので敏感肌や乾燥肌の方にもおすすめできますし、小さなお子さんがいる場合も安心して使うことができますね♪
(※吹き出し口は熱くなるので、手の届かない場所に置くことをおすすめします)
上部給水OK
本体や水タンクを蛇口のある場所まで持って行かなくても、やかんなどに水を入れて直接本体へ給水できます。

一気に水を入れたい場合はもちろん、ちょっとだけ追加したい場合にも便利です。
お手入れ簡単
KSF-GB40は水タンクやノズルなどを丸洗いでき、KS-GC28は構成パーツが少ないので本体の内側をさっと拭くだけで手入れできます。
秋~春にかけて毎日使う加湿器なので、手入れが簡単だと嬉しい限り!
3段階の加湿切り替え&オートモード
「Lo」「Mi」「Hi」の切り替えが可能となっていて、「Auto」モードも搭載。
本体に湿度計が付いているので、50~60%の湿度を保つように自動で加湿量を調整してくれます。
かぜやウィルスの対策になりますし、加湿し過ぎによる結露も防げます。

とっても便利な機能です。
オフタイマー付き
「1~4」時間でタイマーを設定できるので、1時間後に家を出る場合などに使うと消し忘れを防げます。
安全機能
水がなくなると音でお知らせした上で加湿運転が停止して、空焚きを防止してくれます。
また、電源コードがマグネット式になっているので、うっかり足をひっかけてしまった場合でもコードが外れて本体の転倒を防止してくれます。
山善スチーム加湿器KS-GC28とKSF-GB40の違いを比較まとめ
「電気ケトル」構造のKS-GC28と大容量で3WAY給水のKSF-GB40。
同じスチーム式加湿器でありながら、特徴が大きく異なります。
手入れの手間を限りなく減らしたい方はKS-GC28がおすすめ。
電気代や加湿スピードや大容量などの総合力を取りたい方はKSF-GB40がおすすめです。
KS-GC28とKSF-GB40のどちらかの購入でお悩みであれば、今回の記事をぜひ参考にしていただければと思います♪