「年末年始」「お正月」となんとなく呼んでいますが、年末年始・お正月の期間は何日から何日までなのでしょうか?
「年末年始」「元旦」「三が日」「松の内」ってなに……?
という方、こちらの記事を読んで年末年始・お正月についてばっちり覚えましょう!
年末年始とは?
年末年始の具体的な定義はありません。
12月の最後を年末・年の瀬・年の暮れ・暮れなどと言い、1月前半のことを年始・新年・年明け・年初めと言います。
では、お正月とはいつからいつまでのことなのでしょうか?
そもそもお正月ってなに?
「正月」とは、旧年が終わり無事に新年を迎えられたことを神に感謝して、新年の豊作を祈る年中行事です。
お正月飾りやおせち料理などで盛大に祝いますね。
もともと「正月」は旧暦で1月のことを指しています。
1月1日から1月31までが期間としての正月ということですね。
行事としての正月には様々な区切りがあります。地域によって違いはありますが、一般的なものをざっくりとみていきましょう。
元旦・三が日・松の内とは?
ここではよく聞く「元旦」「三が日」「松の内」についてご紹介します。
元旦
元旦は、1月1日の朝・もしくは午前中のことを意味します。
「旦」という漢字は太陽が地平線から昇っているところを表していますね。
「元日」は1月1日のことです。
なので「元旦の朝」という表現はおかしく、「元日の朝」(イコール「元旦」)という表現が正しく
なりますね。
三が日
三が日の期間は1月1日~1月3日の3日間です。
日本の官公庁や多くの企業が三が日を正月休みにしており、1月4日が仕事始めとなっていますね。
三が日の過ごし方には言い伝えがあり、新年の神様を迎えるために
・掃除をしてはいけない(神様を掃いてしまうから)
・水仕事をしてはいけない(神様を流してしまうから)
・火を使ってはいけない(火の神様を怒らせてしまうから)
・大金を使ってはいけない(散財の年になってしまうから)
・刃物を使ってはいけない(良縁を切ってしまうから)
とされています。
そのため、年末に大掃除やおせち料理の準備をするのですね。
松の内
松の内は正月飾りの「門松」を飾る期間のことです。
関東では一般的に1月1日~1月7日を松の内とし、「松七日」とも呼ばれます。
松の内は地域によって異なるため、門松を飾る際はお住いの地域の松の内を確認してくださいね。
旧正月を祝う地域もある?
正月ではなく、旧正月をお祝いする地域もあります。
中国では旧正月をお祝いするため、中国との交易が昔から盛んだった奄美や沖縄、横浜・神戸・長崎の中華街などでは旧正月がお祝いされています。
中国では「春節」と呼ばれています。
旧正月の元旦はこの日です。
2021年 2月12日
2022年 2月1日
年末年始・お正月何日から何日まで?まとめ
このように、「お正月」と一言で言っても、「元日」や「元旦」・「三が日」・「松の内」など、行事としてもお正月にはいろいろな区切りがあります。
旧正月をお祝いする地域もあれば、新暦の正月をお祝いする場合であっても、地域によって「松の内」の期間が違ったり、おせち料理の内容も変わってきたりなど、お正月は地域ごとに色の強い行事です。
来年のお正月は、ぜひお住まいの地域の習わしをしっかり確認して、新年を神様とともにお迎えしたいですね。