小学校の個人面談で聞くべき質問は?服装やマナーは?
個人面談では、こうした疑問を感じる人も多いと思います。
小学校の個人面談は、担任の先生と面と向かって話すことができる数少ない機会です。
せっかく、担任の先生と自分の子どもについてじっくり話をすることができる時間ですから、無駄にしたくないですよね。
そこで、今回の記事では小学校教員経験のあるライターPAOが、個人面談で聞くべき内容やマナーについてご紹介します!
個人面談のよくある質問や相談
わたしが小学校教員時代、個人面談では、保護者の方から以下のような質問をよくいただきました。
- 1学期の成績について(夏休みの面談の場合)
- 夏休みの宿題について(夏休みの面談の場合)
- 休み時間の過ごし方について
- 苦手な食べ物が給食で出たときの対処法
- 毎日の宿題の量が多い・少ない
- 苦手な教科について
- クラスでは誰と仲良くしているか
- 友達とのトラブルについて
普段、子どもが学校でどのような生活を送っているのか気にされている保護者の方が多かった印象です。
また、宿題の悩みを抱えている方も多くいらっしゃいました。
事前に準備は必要?
個人面談は時間が限られています。
何となく…で、何も準備せず行ってしまうと、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
先生に聞きたいことがあったり、子どものことで悩んでいることがあったりする場合には、予めメモをしておくといいかもしれません。
個人面談の目的や時間は?
個人面談は、先生と保護者が子どもの情報交換をするために行われます。
普段見ることのできない、学校と家庭の様子をお互い伝え合うことで、子どもの支援に繋げていくことが目的です。
時間は、学校の規模によることが多いです。
人数の多い学校では、だいたい10分程度。
小規模校だと20~30分で設定している学校もあるようです。
個人面談先生とうまく話すためには
個人面談で先生とうまく話すポイントを紹介します。
明るい雰囲気にする
基本はあいさつです。
笑顔で、
「おはようございます」、
「失礼します」、
「ありがとうございました」、
「今後もよろしくお願いします」
と言われるだけでも、先生は“あ、○○さんのお母さん・お父さんは良い人だな。”という印象を持ちます。
気持ちの良いあいさつができると、面談の雰囲気も一気に明るくなります。
先生に相談する
困っていることや悩んでいることは素直に先生に相談しましょう。
「先生にお願いしたら、クレームになってしまうかな。」
「モンスターペアレントだと思われてしまったらどうしよう…。」
と、過度に心配して、悩みを相談できない方も多いかもしれません。
建設的な内容なら、それはクレームにはなりません。
例えば、
「算数の〇〇が苦手です。どんな授業しているんですか?」
という言い方だと、少し攻撃的ですよね。
「算数の〇〇が苦手なのですが、家庭ではどんな支援をしたらいいですか?」
という言い方なら、先生も嫌な気持ちにはなりにくいですよね。
子どものために、先生も親身になって考えてくれるはずです。
自分の子供の話を中心にする
個人面談では、“自分の子ども”を話の中心に置きましょう。
時々、「○○ちゃんはできるのに…」とか「△△くんの方が…」と言ったように、周りの子どもとの差を気にしすぎてしまう保護者がいます。
子どもは一人一人違った個性を持っています。
自分の子どもが、どんな風に成長しているのか、どんなところでつまずきを抱えているのかに焦点を当てましょう。
個人面談マナー
個人面談のマナーを紹介します。
服装
教師は、保護者の服装はあまり気にしません。
極端にだらしないジャージ・スウェットのような恰好や、清潔感に欠ける服装でなければ、普段着で問題ありません。
学校は空調設備が整っていない場合も多いので、季節に合わせた過ごしやすい恰好にしましょう。
時間を守る(遅刻しない・長話しすぎない)
個人面談は、時間厳守です。
限られた時間の中で、子どものことについてじっくり話さなくてはなりません。
少しでも時間が遅れてしまうと、十分な話し合いができない可能性があります。
ただし、早すぎても、前の面談が行われており、廊下で待たなくてはならなくなってしまいます。
5分前から、時間ちょうどに到着できれば問題ないでしょう。
また、終了時間も厳守しましょう。
個人面談では、多くの場合タイムテーブルが組まれており、自分の後には次の保護者が待っています。
もし、“話し足りないな”と思った時には、素直にそれを先生に伝えましょう。
「○○についてもう少しお話したいので、またお時間とっていただけますか?」
と伝えればOKです。
小学校の個人面談で聞くべき質問は?服装やマナーは?まとめ
小学校の個人面談は、子どもの健やかな成長のために欠かせない行事の一つです。
短い時間で充実した個人面談にするためには、
- ・予め質問したいことや相談したいことを用意しておく
- ・心配なことや悩み事は素直に先生に相談する(言い方には注意しましょう)
- ・笑顔であいさつをする
- ・時間を守る
これらのことに気を付けると良いでしょう。
ぜひ、個人面談で先生との信頼関係を築き、子どもの成長により良い環境を作っていきましょう!