環境保護のため日本国内でも徐々に導入されつつある紙ストロー。
国内のスターバックスでは、既にプラスチックストローから紙ストローへの切り替えが進められています。
2021年9月からは、今までプラスチック製を使っていたフラペチーノ用ストローに関しても紙製に切り替えていくとのことで、これによりスターバックス店舗で提供される使い捨てストローは全て紙製になるそうです。
しかしこの紙ストロー、「飲み物がまずくなる」「気持ち悪い」と結構不評なんです。
今後はスターバックス以外でも紙ストローを導入するところが増えていくでしょうし、美味しく飲む方法があれば知っておきたいですよね。
そこで今回は、紙ストローに切り替わってからも美味しく飲み物を飲む方法や対策について調べました!
紙ストローがまずい!美味しく飲む方法や対策は?
苦手意識を持つ人が多い紙ストロー。
紙ストローを使う際の注意点や、使わずに済むコツ等をまとめてみました。
飲まない時は外しておく
当然ながら、紙ストローは長時間飲み物に入れておくとふやけてしまいます。
匂いや口当たりなど紙ストローの嫌な部分が強調されたり、ストローがよれて飲みづらくなったりしてしまうので、できるだけ短時間で飲んでしまうのがベターです。
おしゃべりや勉強をしながらゆっくり飲みたい場合は、飲む瞬間以外はストローを外しておくと良いでしょう。
いちいちストローを抜き差しするのは少し面倒な気もしますが、紙ストローを使うしかないシーンでは手軽に不快感を軽減することができる方法だと思います。
マイストローを持ち歩く
最近は、マイ箸ならぬマイストローを持ち歩いている人もいるようです。
洗って繰り返し使えるのでエコですし、お洒落なデザインのものも多いのでファッションの一部として楽しむこともできそうです。
ドリンクとマイストローの写真を投稿してSNS映えも狙えるかも?
マイストローは100円ショップや通販サイトで手軽に購入することができます。
また、スターバックスからもマイストロー・ケース・ケアブラシのセットが販売されています。
お気に入りの1本を探してみるのも楽しいかもしれませんね♪
開いて洗えるから衛生的なマイストロー!
ストローを使わずに飲む
とにかく面倒なことは嫌だという場合は、ストローを使わずに直接コップから飲んでしまうのが楽だと思います。
特に暑い時期なんかはゴクゴク飲んだ方が美味しく感じるかもしれませんね。
私はこの方法結構使います(笑)
リップが落ちたり、カップに付着したりするのが気にならなければ1番おすすめの方法です。
ストロー付きタンブラーを使う
マイストローではなくストロー付きタンブラーを持ち歩くのも良いかと思います。
カップ部分も繰り返し使えるのでマイストローよりもさらにエコになります。
また、ストロー付きタンブラーはデザインだけでなく機能面でも選択肢が豊富です。
魔法ビンタイプのタンブラーを選べば結露しにくく保冷効果も期待できますよ。
かさばるので持ち運びが少し大変になりますが、飲み物を美味しく快適に楽しむことができる方法です。
スタバのストロータンブラーはおしゃれですよね♪
プラスチックストローをもらう
今のところ、店員さんに「プラスチックストローください」とお願いすればもらえるケースが多いようです。
どうしても我慢できない時は頼んでみるのも一つの手かと思います。
とはいえ、少し心苦しい気はしますよね。
また、お店によってはもらえなかったり、今はもらえていても今後もらえなくなったりする可能性も十分に考えられます。
なので、他の対策を考えておくのがベターかもしれません。
紙ストローがまずいし気持ち悪い理由
紙ストローを使うと飲み物がまずくて気持ち悪く感じる理由を整理してみました。
紙の味と匂いがする
紙ストローで飲み物を吸った時の独特の味と匂いが苦手という声が多いようです。
確かに無臭のプラスチックストローに比べると紙ストローは匂いの主張が強いような気がします。
コーヒーや紅茶は味の感じ方に香りの影響を大きく受けるので、その香りがいつもと違うとまずいと感じてしまうのかもしれません。
また、ストローが舌に触れた時に紙の味がして受け付けないという意見も見られました。
時間が経つとふやける
紙ストローは長時間飲み物に入れているとふやけてしまいます。
ふやけたストローがよれたり折れたりしてしまうと飲み物が吸いづらくなりイライラしてしまいますよね。
また、ふやけたストローが口に触れた時の感覚が気持ち悪い、紙の匂いがより強調されている気がする等、使いづらさ以外の面で不快感を抱く人も多いようです。
口当たりが悪い
紙ストローを口に含んだ時の唇にくっつく感じが苦手という意見も多く見られました。
「唇に繊維が残るような気がする」「紙を食べているような気がする」など、プラスチックストローに慣れているとどうしても違和感があるようです。
紙ストローが普及した理由
こんなに評判が悪い紙ストローですが、何故普及しているのでしょうか?
その理由をまとめてみました。
環境への配慮
環境保護のため、世界的に使い捨てプラスチックを削減しようという意識が高まっているのはご存知の方も多いかと思います。
レジ袋の有料化なども記憶に新しいですよね。
使い捨てプラスチックを削減する理由は大きく3つ。
- 原料である石油資源枯渇の抑制
- プラスチックごみ燃焼時のCO2排出抑制
- 海洋汚染問題へのアプローチ
特にプラスチックストローはサイズが小さいためリサイクルが難しく、ごみの中からも漏れやすいという問題が指摘されています。
プラスチックストローをはじめとするごみの中から漏れてしまったプラスチックは、海まで流されて分解されずに漂い続け、海洋生物にダメージ与えてしまいます。
そのため、プラスチックストローから削減していこうという動きが進んでいるのです。
スタバが紙ストローにする理由
プラスチックストローが鼻に刺さったウミガメの映像が流れたことをきっかけに、全世界がプラスチックストローの問題に注目するようになりました。
それを受けてスターバックス本社は2020年までにプラスチックストローを廃止することを表明。
日本国内の店舗ではごみ処理事情などを考慮した結果、紙ストローを採用することとなったそうです。
もちろん削減すべきはストローだけではありませんが、ストローから始めて行く行くは他のプラスチック製品も無くしていくように動いていくとのことです。
紙ストローはまずいし気持ち悪い?まとめ
プラスチックストローに比べると使い勝手の悪い紙ストローですが、環境のことを考えると避けては通れない流れなのかもしれません。
個人的には、これをきっかけにマイストローやタンブラーの導入を検討してみるのもアリなのかなと思いました。
お気に入りアイテムを使って飲むドリンクはより一層美味しく感じそうですよね♪
紙ストロー自体も今後性能が向上するかもしれませんし、あまり悲観的にならず色々と工夫してこの状況に少しずつ慣れていきたいものですね。